「歯医者の型取り中に吐いたことがあり、次の受診が怖い」「型取りが必要と言われたけれど、またえづくのではないかと不安」と感じる方は少なくありません。歯科で行う型取りでは、トレーや印象材料が上あごの奥や舌の奥に触れることで、吐き気やえづきにつながることがあります。こうした反応は口の奥への刺激に対する防御反応として起こるため、無理に我慢するよりも、事前に苦手であることを伝え、姿勢や方法を調整してもらうことが大切です。
歯科医院では、トレーの大きさや印象材料の量を調整したり、上体を起こし気味にしたり、吸引を行ったりすることで負担を抑えながら型取りを進められる場合があります。また、治療内容によっては、印象材料を口の中に入れる従来の型取りではなく、口腔内スキャナーで歯並びを読み取る光学印象を選べることもあります。光学印象は被せ物の作製だけでなく、マウスピース矯正やインビザラインの治療計画に必要な歯列データを取得する場面でも用いられます。
ただし、すべての症例で同じ方法が使えるわけではありません。口腔内の状態や作製する装置、歯科医院の設備によって適した型取り方法は異なります。過去に型取りで吐いた経験がある場合は、その事実を予約時や診療前に伝えるだけでも、対応を検討してもらいやすくなります。この記事では、歯医者で型取り中に吐いたときに考えられる原因、次回の受診に向けた対策、歯科医院で行われる工夫、マウスピース矯正やインビザラインで使われる型取り方法の特徴と注意点を分かりやすく解説します。
大阪狭山おとなこども歯科・矯正歯科は、患者様一人ひとりに寄り添い、安心して通える環境づくりを大切にしている歯科医院です。虫歯治療や歯周病治療をはじめ、予防歯科、小児歯科、小児矯正、マウスピース矯正、インプラント、セラミック治療、ホワイトニング、親知らずの抜歯など幅広い診療に対応しております。また、歯科用CTを活用した精密な検査・診断や、クリーニングによる予防にも力を入れており、お子様から大人まで、ご家族皆様が気軽に相談できる身近な歯医者として、一人ひとりに合わせた質の高い歯科医療をご提供いたします。

| 大阪狭山おとなこども歯科・矯正歯科 | |
|---|---|
| 住所 | 〒589-0023 大阪府大阪狭山市大野台2丁目1-17 |
| 電話 | 072-366-2525 |
歯医者の型取り中に吐いたときに考えられる原因
口の奥への刺激で嘔吐反射が起こることがある
歯医者の型取り中に吐き気が出る主な理由の一つが、嘔吐反射です。嘔吐反射は、口の奥や舌の付け根、上あごの奥などが刺激されたときに起こる防御反応です。食べ物や異物が奥へ入り過ぎることを防ぐための反応なので、反射が出ること自体が特別なことというわけではありません。ただし、反射の出やすさには個人差があり、歯ブラシが奥に当たるだけでえづく方もいれば、型取りのトレーを入れたときに強く反応する方もいます。
従来の型取りでは、歯列に合わせたトレーへ印象材料を盛り、口の中に入れて歯や歯ぐきの形を記録します。とくに上あごの型取りでは、トレーの後方や材料が上あごの奥に近づくため、刺激に敏感な方はえづきやすくなることがあります。材料の量が多く感じられたり、唾液がたまったりすると、「喉に流れてくる」「息がしにくい」と感じ、その不快感がさらに吐き気につながる場合もあります。
緊張や過去の経験が不快感を強める場合もある
以前の型取りで強くえづいたり吐いたりした経験があると、「また同じことが起きるのではないか」と身構えやすくなります。緊張すると呼吸が浅くなり、口の中の感覚にも意識が集中しやすくなるため、普段なら耐えられる程度の刺激でも強く不快に感じることがあります。型取りそのものだけでなく、椅子を大きく倒した姿勢や、口を開けたまま待つ時間が苦手な方もいます。
そのため、吐き気を抑えるには、刺激を減らすだけでなく「途中で止めてもらえる」「姿勢を変えられる」と分かっていることも重要です。最初に中断の合図を決めておくと、つらくなったときに自分から伝えられるため、不安を抱えたまま我慢する必要がありません。型取り中に吐いた経験は、次回の処置方法を考えるうえで大切な情報になります。
実際に吐いてしまったときは無理に続けない
型取り中に吐いてしまった場合は、恥ずかしさから「すぐにやり直さなければ」と考える必要はありません。まずは器具やトレーを外してもらい、上体を起こして呼吸を整えます。口の中に材料や唾液が残って不快なときは、吸引などで取り除いてもらい、気分が落ち着いてから次の進め方を相談します。吐き気が続いているのに無理に再開すると、同じ刺激に対する不安が強くなりやすいため、いったん区切ることが大切です。
再開する場合は、最初と同じ条件で繰り返すのではなく、何がつらかったのかを確認します。トレーが奥に当たったのか、材料が多く感じたのか、椅子の角度が苦しかったのかによって、調整するポイントは変わります。場合によってはトレーを変える、材料量を見直す、姿勢を変更する、別の方法を検討するなどの対応につながります。吐いてしまった経験そのものより、どの刺激で反応が強く出たかを共有することが、次の型取りを進めやすくする手掛かりになります。
| 吐き気につながりやすい状況 | 考えられる理由 | 相談できる対策 |
|---|---|---|
| トレーが上あごの奥に触れる | 口の奥への刺激が強くなる | トレーの大きさや位置を調整する |
| 印象材料が多く感じる | 喉側への圧迫感や流れる感覚が出る | 材料量や粘度を調整する |
| 椅子を倒すと気持ち悪い | 唾液や材料が奥へ集まる感覚が強くなる | 上体を起こし気味にする |
| 過去の経験を思い出して緊張する | 不安で呼吸や感覚が過敏になりやすい | 中断の合図や手順を事前に共有する |
型取りの吐き気を抑えるために受診前からできること
予約時に型取りで吐いた経験を伝えておく
次の受診で最も大切なのは、型取りが苦手なことを最初に伝えることです。「以前、歯の型取り中に吐いたことがあります」「上あごの型取りでえづきやすいです」「椅子を倒し過ぎると気分が悪くなります」など、経験したことを短く伝えるだけでも構いません。歯科医院側が事前に把握していれば、トレーの確認や姿勢の調整、必要に応じた休憩などを検討しやすくなります。
予約時にすべてを詳しく説明できなくても、診療前に担当者へ伝えれば問題ありません。とくに、どの場面でつらかったのかを具体的に伝えると、対策につながりやすくなります。たとえば「材料が喉に流れる感じが苦手」「口を開け続けるとえづく」「器具が上あごの奥に触れると反射が出る」などです。単に「型取りが苦手」と伝えるより、苦手な刺激が分かると方法を調整しやすくなります。
当日は鼻呼吸と姿勢を意識し無理をしない
型取りでは口を開けた状態が続くため、鼻呼吸ができると息苦しさを感じにくくなります。処置前から鼻でゆっくり呼吸し、特に息を吐く動きを長めに意識すると、呼吸のリズムを保ちやすくなります。鼻づまりが強いと鼻呼吸が難しいため、その日の体調も診療前に伝えておくとよいでしょう。
また、型取り直前に満腹になるほど食べると、吐き気への不安が強くなる方もいます。食事の取り方について特別な指示がある場合は、その内容を優先してください。自己判断で極端に食事を抜く必要はありませんが、食後すぐの受診が不安な場合は予約時間を相談する方法もあります。体調が悪い、強い吐き気があるといった場合は、無理に進めず歯科医院へ伝えることが大切です。
- 過去に型取りで吐いたことを診療前に伝える
- 手を上げるなど中断の合図を決めておく
- 椅子を倒し過ぎず上体を起こし気味にできるか相談する
- 鼻からゆっくり呼吸し息を長めに吐く
- つらくなったら我慢せず早めに合図する
これらは自分だけで頑張るための方法ではなく、歯科医院と相談しながら進めるための準備です。強い嘔吐反射がある方ほど、事前に情報を共有し、途中で方法を変えられるようにしておくことが重要です。
鼻呼吸がしにくい日はそのことも伝える
型取りでは鼻呼吸を続けられると楽に感じやすい一方、鼻づまりがある日は呼吸のしにくさが不安につながることがあります。普段は問題なくても、その日の体調によって息苦しく感じることがあるため、無理に「いつも通り受けなければ」と考える必要はありません。鼻で呼吸しにくいときは、処置を始める前にその状態を伝え、姿勢や休憩の取り方を相談しましょう。
また、型取りの直前まで不安な情報を調べ続けると、かえって「吐いたらどうしよう」という意識が強くなることがあります。受診前に必要な確認事項を整理したら、当日は「合図をすれば止めてもらえる」「方法を相談できる」と分かっている状態を作ることが大切です。型取りの経験には個人差があるため、他の人の体験談と自分の症状が同じとは限りません。自分が苦手な刺激を歯科医院へ伝えることを優先しましょう。
歯科医院で行われる型取りの吐き気対策
トレーや印象材料を調整して刺激を減らす
従来の型取りを行う場合でも、歯科医院側で負担を減らせることがあります。まず確認されるのがトレーの大きさや形です。必要以上に大きいトレーは口の奥への刺激が増えやすいため、歯列に合うものを選び、位置を確認してから印象材料を入れます。印象材料の量も重要で、必要な範囲を記録しながら、喉側へ余分に広がりにくいよう調整される場合があります。
材料の性質や硬さは目的によって異なるため、単純に少なくすればよいわけではありません。型取りは歯や歯ぐきの形を正確に記録し、被せ物や装置を作るための工程です。吐き気を抑えることだけを優先して必要な範囲が記録できないと、やり直しになる可能性があります。そのため、負担を抑えつつ必要な精度を確保できるよう、トレーの適合や材料量を調整してもらうことが大切です。
姿勢や吸引の工夫で喉側の不快感を減らす
椅子を大きく倒した姿勢がつらい方では、上体を起こし気味にして型取りを行うことで楽になる場合があります。顎を軽く引ける姿勢にすると、口の奥へ材料が流れる感覚を抑えやすくなることもあります。姿勢は治療部位や処置内容によって調整できる範囲が異なるため、「仰向けが苦手」「頭が下がると気持ち悪い」と具体的に伝えましょう。
唾液がたまる感覚も吐き気の引き金になりやすいため、吸引の位置を調整してもらうことも方法の一つです。型取りの途中でつらくなった場合は、合図をして一度中断し、器具を外したり吸引したりしてから再開できることがあります。吐いてしまった直後は、すぐに再開するのではなく、落ち着いてから次の方法を相談することが大切です。
型取り前の確認でやり直しを減らす
型取りの負担を減らすには、実際に材料を入れる前の確認も重要です。トレーだけを口の中に合わせ、奥に当たり過ぎないか、強い圧迫感がないかを確認できる場合があります。ここで違和感を伝えておけば、材料を入れた後に強い刺激が出るリスクを抑えやすくなります。とくに、前回の型取りで「トレーを入れた瞬間にえづいた」という方は、試しに入れた時点で感覚を伝えるとよいでしょう。
印象材料を使う型取りでは、歯列や歯ぐきの必要な範囲がきちんと記録できているかが大切です。途中で大きく動いたり、材料が不足したりすると、再度型取りが必要になることがあります。そのため、始める前に姿勢や合図を整え、できるだけ落ち着いて維持できる条件を作ることが結果的に負担軽減につながります。患者側が無理をするのではなく、歯科医院側と条件を合わせてから始めることがポイントです。
表面麻酔や笑気を検討する場合もある
姿勢やトレーの調整だけでは難しいほど嘔吐反射が強い場合、歯科医院によっては表面麻酔や笑気による鎮静を検討することがあります。表面麻酔は口の奥の感覚を一時的に鈍らせる目的で使われることがあり、笑気は不安や緊張を和らげながら処置を受けやすくするために用いられることがあります。
ただし、これらがすべての方に適しているわけではありません。体調や既往歴、当日の状態、歯科医院の対応範囲によって判断が変わります。希望する場合でも自己判断で必要性を決めるのではなく、「型取りで強くえづくため、ほかに方法があるか相談したい」と伝え、説明を受けたうえで検討しましょう。
口腔内スキャナーなら型取りの負担を減らせる場合がある
光学印象は印象材料を口いっぱいに入れずに歯列を記録する
口腔内スキャナーを使う光学印象は、小型のスキャナーを口の中に入れ、歯や歯ぐきの形を連続的に読み取ってデジタルデータとして記録する方法です。従来の型取りのようにトレーへ印象材料を盛り、材料が固まるまで口の中に保持する必要がありません。そのため、印象材料が上あごの奥に触れる感覚や、材料が喉へ流れるように感じることが苦手な方にとって、負担を抑えられる可能性があります。
また、読み取りが不足した部分がある場合には、その場所だけを追加でスキャンできることがあります。従来の印象で全体を取り直すことが負担になりやすい方にとっては、この点もメリットです。一方で、スキャナーの先端が口の奥に近づくとえづく方や、口を開け続けること自体が苦手な方もいます。光学印象なら必ず吐き気が出ないというわけではないため、スキャン中も合図や休憩について相談しておくと安心です。
マウスピース矯正やインビザラインでも歯列データの取得に使われる
マウスピース矯正では、歯並びをもとにマウスピース型の矯正装置を作るため、治療開始前に歯列の状態を記録します。その方法として口腔内スキャナーが使われることがあります。インビザラインもマウスピース矯正の一つで、歯列のデジタルデータを治療計画やマウスピース作製に活用します。従来の印象材料を使う型取りが苦手な方にとって、スキャナーで対応できるかどうかは、治療方法を検討する際に確認したいポイントです。
マウスピース矯正の施術では、まず歯並びやかみ合わせ、口腔内の状態を確認し、必要な記録を取ったうえで治療計画を立てます。その後、計画に合わせてマウスピースを使用し、歯の動きを見ながら通院を続けます。治療途中に再度スキャンして歯列の状態を確認したり、追加のマウスピース作製に必要なデータを取り直したりする場合もあります。型取りが苦手な方は、初回だけでなく、その後の記録方法についても確認しておくと安心です。
口腔内スキャンは少しずつ歯列を読み取っていく
口腔内スキャンでは、スキャナーを歯の表側、かみ合わせの面、舌側などへ動かしながら、歯列を順番に読み取ります。一度に口全体を撮影するのではなく、複数の画像情報をつなげて歯列の立体的なデータを作る仕組みです。印象材料のように口の中を広く覆わないため、材料の圧迫感が苦手な方には受けやすいことがあります。
一方で、奥歯の周辺や上あごの奥を読み取るときは、スキャナーの先端が苦手な場所へ近づくことがあります。そのため、嘔吐反射が強い方では「奥歯の内側が特に苦手」「舌の付け根に触れそうになるとえづく」といった情報も事前に共有しておくと、進め方を調整しやすくなります。読み取りがうまくつながらない場合は追加のスキャンが必要になることもあるため、短く区切るかどうかは担当者と相談しながら決めます。
| 比較項目 | 従来の型取り | 口腔内スキャナー |
|---|---|---|
| 記録方法 | トレーと印象材料で歯型を取る | スキャナーで歯列を読み取る |
| 口の奥への刺激 | 材料やトレーが刺激になる場合がある | 材料は使わないが先端の接触が気になる場合がある |
| やり直し | 状態によって再度型取りが必要 | 不足部分のみ追加で読み取れる場合がある |
| マウスピース矯正 | 医院や症例によって使用される | 歯列データの取得に使われることがある |
| 注意点 | 材料量や姿勢の調整が重要 | すべての症例で使えるとは限らない |
光学印象のメリットは、材料が固まるまで同じ状態を保つ必要がなく、必要に応じて読み取りを区切りやすい点です。嘔吐反射が強い方では、「あとどれくらい我慢すればよいか分からない」という不安が負担になることがありますが、スキャンでは進行状況を確認しながら進められる場合があります。また、デジタルデータとして保存できるため、マウスピース矯正では歯列の状態を確認するための資料として活用されることがあります。
一方で、光学印象にも注意点があります。歯や歯ぐきの周囲に唾液が多いと読み取りにくくなることがあり、吸引や乾燥をしながら進める場合があります。口を開け続けることが苦手な方では、材料を使わなくても疲れや不快感が出ることがあります。さらに、治療内容によっては従来の型取りが必要になる場合もあるため、「スキャナーなら必ず対応できる」と考えず、治療目的に合った方法を確認することが大切です。
マウスピース矯正やインビザラインで型取りが苦手な方の注意点
従来の型取りとスキャンは目的に合わせて選ばれる
従来の型取りと口腔内スキャンには、それぞれ異なる特徴があります。従来の型取りは、トレーと印象材料を使って歯だけでなく周囲の形までまとめて記録できる方法です。作製する被せ物や装置の種類、口腔内の状態によっては、従来法が選ばれることがあります。一方、口腔内スキャンは、印象材料を使わずに歯列をデジタルデータとして記録できるため、材料の味やにおい、喉側へ広がる感覚が苦手な方には受けやすい場合があります。
どちらが優れているかを一律に決めるのではなく、必要な記録の範囲と患者さんの負担を踏まえて方法を選ぶことが大切です。型取りで吐いた経験がある場合でも、「スキャナーしか受けられない」と考える必要はありません。従来法でもトレーや材料、姿勢を調整することで進められる場合がありますし、反対にスキャナーでも奥歯付近の読み取りでえづくことがあります。自分に合う方法を見つけるためには、過去にどの刺激がつらかったかを伝え、対応可能な方法の説明を受けることが重要です。
スキャナーが使えるかは治療内容や設備によって異なる
マウスピース矯正やインビザラインを検討しているからといって、必ず同じ方法で型取りを行うとは限りません。歯科医院の設備や治療の進め方、歯並びの状態によって、口腔内スキャナーを使う場合もあれば、従来の印象材料を使う場合もあります。型取りで吐いた経験がある方は、相談時に「口腔内スキャナーで歯列を記録できますか」と確認すると、対応方法を把握しやすくなります。
光学印象には、印象材料を使わないため口の奥へ材料が広がる不快感を避けやすいという特徴があります。一方で、スキャナーの先端を頬側や舌側、奥歯の周辺まで動かして読み取る必要があるため、口腔内への器具の接触が苦手な方は不快感が出ることもあります。その場合は、苦手な部位を先に伝え、短く区切って読み取れるか、途中で休憩できるかを相談するとよいでしょう。
マウスピース矯正のメリットだけでなく継続時の注意点も確認する
マウスピース矯正は、取り外しができる装置を使って歯を動かしていく方法です。食事や歯みがきの際に外せること、装置が透明で目立ちにくいことなどが特徴として挙げられます。インビザラインも同様にマウスピース型の装置を段階的に交換しながら進める治療です。ただし、治療の向き不向きは歯並びやかみ合わせによって異なり、装着方法や通院の進め方も一人ひとり変わります。
型取りへの不安だけを理由に治療方法を決めるのではなく、歯並びの状態、治療計画、日常生活での装着管理なども含めて説明を受けることが大切です。スキャナーでの記録が楽に感じられても、マウスピース矯正そのものには継続的な装着管理が必要です。装置の装着時間や交換方法などは治療計画によって異なるため、歯科医院の説明に従って進めます。
インビザラインの型取りでも事前相談が大切
インビザラインでは、マウスピースを作るための歯列データが重要になります。口腔内スキャナーを使える歯科医院では、デジタルデータを取得して治療計画に活用することがあります。従来の印象材料で吐いた経験がある方にとっては、材料を口いっぱいに入れずに記録できる点がメリットです。また、読み取り不足があった部分を追加で確認できる場合があるため、再度すべての型を取る負担を避けられることもあります。
ただし、「インビザラインなら必ずスキャナーで楽にできる」と決めつけるのは避けましょう。歯科医院の設備や治療の流れによって対応は異なります。また、スキャン以外にも口腔内の確認や記録が必要になるため、型取りへの不安だけでなく、治療全体で苦手なことを相談しておくことが大切です。マウスピース矯正を希望するときは、歯並びの状態だけでなく、嘔吐反射の強さや過去の経験も伝えたうえで、どの方法で記録を取るのか説明を受けましょう。
スキャン中でもえづく場合は休憩や手順の変更を相談する
口腔内スキャナーは従来の印象材料より負担が少ないと感じる方がいる一方、すべての方にとって快適とは限りません。舌の奥や上あごの後方にスキャナーが近づくと反射が出ることがあります。また、口を大きく開け続けることで顎が疲れ、それが不安につながる場合もあります。
そのようなときは、苦手な場所を短時間で読み取る、途中で口を閉じる時間を作る、上体を起こし気味にするなど、進め方を相談できます。大切なのは、吐き気を我慢して一気に終わらせようとしないことです。型取りやスキャンは必要な記録を正確に取ることが目的なので、途中で姿勢や呼吸が乱れて大きく動くより、いったん止めて落ち着いてから再開するほうが進めやすい場合があります。
吐いた経験を次の歯科受診に生かすための伝え方
受診当日の流れをイメージしておくと伝えやすい
型取りが予定されている日は、受付や診療前の確認で、最初に嘔吐反射が強いことを伝えます。その後、診療室で姿勢や中断の合図を確認し、必要に応じてトレーの試し合わせやスキャナーの使用可否を相談します。従来の型取りを行う場合は、材料を入れる前に「つらくなったら合図する」と再確認しておくと安心です。スキャンの場合も、奥歯や上あごの奥など苦手な場所を伝えておけば、そこを読み取る前に声をかけてもらえることがあります。
型取りが終わった後は、無理に平気なふりをせず、どの場面が楽だったか、どこがつらかったかを伝えておくと次回に生かせます。マウスピース矯正では治療途中に歯列の再記録が必要になる場合もあるため、初回にうまくいった姿勢や方法を共有しておくことは有用です。担当者が変わった場合でも、同じ条件を希望していることを改めて伝えれば、対応を相談しやすくなります。
受診前に伝える内容を短く整理しておく
型取りで吐いた経験があると、次の歯科受診そのものを避けたくなることがあります。しかし、苦手な条件が分かっていれば、その情報を次回の対策に生かせます。受付や診療室では、長く説明しようとせず、「以前の型取りで吐いた」「上あごの奥に触れるとえづく」「椅子を倒し過ぎると気分が悪い」といった要点を伝えれば十分です。
さらに、「手を上げたら一度止めてほしい」「可能なら上体を起こし気味にしてほしい」「口腔内スキャナーが使えるか知りたい」と希望を伝えると、具体的な対応につながりやすくなります。歯科医院によってできることは異なるため、希望どおりにならない場合もありますが、事前に共有しておくことで別の方法を提案してもらえることがあります。
うまくいった条件を記録して次回も共有する
型取りやスキャンを無事に終えられたら、何が楽だったのかを覚えておくと次回に役立ちます。たとえば「椅子を少し起こしたら平気だった」「トレーを入れる前に合図を確認すると安心できた」「スキャナーなら途中で休憩できた」などです。矯正治療では治療経過の確認や装置作製のために、再度歯列の記録が必要になることがあります。そのため、一度うまくいった方法を次回も共有できると、不安を減らしやすくなります。
診療前に確認したい内容をメモしておく
緊張すると、診療室で伝えようと思っていたことを忘れてしまうことがあります。型取りが不安な方は、予約前や受診前に要点を簡単にメモしておくと伝えやすくなります。内容は多くなくて構いません。過去に吐いたこと、苦手だった刺激、希望する姿勢、中断の合図、スキャナーを使えるか確認したいことなどを並べておけば十分です。
| 確認したいこと | 伝え方の例 |
|---|---|
| 過去の経験 | 以前の型取りで吐いたことがあります |
| 苦手な刺激 | 上あごの奥に触れるとえづきやすいです |
| 姿勢 | 椅子を倒し過ぎない姿勢を相談したいです |
| 中断方法 | 手を上げたら一度止めてもらえますか |
| 型取り方法 | 口腔内スキャナーで対応できるか知りたいです |
| 矯正の記録 | マウスピース矯正で今後も型取りが必要か確認したいです |
歯医者で型取り中に吐いたことがあっても、その経験だけで今後すべての型取りが難しいと決まるわけではありません。従来の型取りでも、トレーや材料、姿勢、吸引を調整することで進めやすくなる場合があります。マウスピース矯正やインビザラインでは、口腔内スキャナーを使える場合もあり、印象材料が苦手な方にとって選択肢の一つになります。次回は我慢することを前提にせず、過去の経験を最初に伝え、自分がつらくなりやすい条件と希望する対応を歯科医院と共有することが大切です。
大阪狭山おとなこども歯科・矯正歯科は、患者様一人ひとりに寄り添い、安心して通える環境づくりを大切にしている歯科医院です。虫歯治療や歯周病治療をはじめ、予防歯科、小児歯科、小児矯正、マウスピース矯正、インプラント、セラミック治療、ホワイトニング、親知らずの抜歯など幅広い診療に対応しております。また、歯科用CTを活用した精密な検査・診断や、クリーニングによる予防にも力を入れており、お子様から大人まで、ご家族皆様が気軽に相談できる身近な歯医者として、一人ひとりに合わせた質の高い歯科医療をご提供いたします。

| 大阪狭山おとなこども歯科・矯正歯科 | |
|---|---|
| 住所 | 〒589-0023 大阪府大阪狭山市大野台2丁目1-17 |
| 電話 | 072-366-2525 |
医院概要
医院名・・・大阪狭山おとなこども歯科・矯正歯科
所在地・・・〒589-0023 大阪府大阪狭山市大野台2丁目1-17
電話番号・・・072-366-2525


